お墓の話し5「改葬方法がよくわかる!」 | 松尾石材株式会社|長崎|墓石|霊園|納骨堂|墓じまい
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お墓の話し5「改葬方法がよくわかる!」

長崎の石材店3代目の話しです。

改葬方法がよくわかる!|手続き・流れ・注意点|お墓の引っ越し
改葬
とはお墓・ご遺骨を別の場所に移す、お引越しのようなものです。
 
近年では、ライフスタイルの変化から改葬を希望する方が増えています。
しかし、改葬は簡単に行えるものではなく、流れに沿って手続きを踏まなければ行えません。
 
そこで今回は、改葬に必要なことや注意すべきポイントについて見ていきます。
 

改装前のお墓イメージ画像

 改葬先を探す

まずは、お墓やご遺骨のお引越し先である改葬先を見つけないといけません。
 
改葬先の選び方は、改葬をしようと考えた理由次第で優先するポイントが変わります。
 
お墓が遠方でお墓参りに行けない場合は、お墓参りがしやすいように家の近くの墓地や霊園を探す必要があります。
また、多忙でお墓の管理が難しい場合には、お寺の納骨堂など永代供養も選択肢のひとつです。
 
どこで故人やご先祖様を供養したいかや、どのように供養したいのかをしっかり考え、親族でじっくりと話し合って改葬先を決めましょう。
 
 
当たり前ですが、改葬先が受け入れてくれないとお墓を移すことができません。
わからないことや不安なことがある場合はなるべく早い段階で、墓地や霊園の管理者もしくは石材店に相談し解消しておきましょう。
 

現在のお墓の手続きについて

改葬先が決まったら、改葬元の霊園・墓地の管理者にも連絡をし埋葬証明書を発行してもらいます。
受入証明書と同じく改葬では必要になる書類です。
 
埋葬証明書を発行してもらううえで、注意しておきたいことがあります。
改葬を良く思われていない霊園やお寺があり、快く応じてもらえない場合やお寺での離檀料に関するトラブルへと発展する場合です。
 
トラブルを避けるため、事前に改葬元の霊園・墓地の管理者にこれまでお世話になったことへの感謝の気持ちを伝え、改葬の意向を丁寧に説明しておくことをおすすめします。
 

自治体での手続き

元のお墓がある市区町村の自治体でも手続きをする必要があります。
 
改葬先から受入証明書を、改葬元から埋葬証明書をそれぞれ発行してもらったら、現在のお墓がある市区町村の役所に行き、改葬許可申請書という書類を発行してもらいましょう。
この書類は受入証明書と埋葬証明書がなければ発行してもらえません。
 
改葬許可申請書を発行してもらったら必要事項を記入し、さらに現在のお墓ががある霊園や墓地の管理者にも署名・捺印をしてもらって下さい。
 
つまり改葬許可申請書は自分自身が記入する部分と、改葬元となる霊園・墓地の管理者が署名・捺印する部分に分かれています。この書類が完成すると改葬を申請することが可能になるわけです。
 
改葬許可申請書が完成したら、受入証明書と埋葬証明書も合わせた3つの書類を現在お墓のある市区町村の役所に提出します。その後改葬許可証が発行され、正式に改葬が許可されるのです。
 
手続きが必要なことはあまり知られておらず、お墓の引越しは自由にできると思われている方が大勢います。
改葬するには、正式な手続きを踏み、書類を発行してもらう必要があることを覚えておきましょう。
 

お墓の解体から完了まで

改葬する場合は、元のお墓を撤去し墓所を更地に戻す必要があります。
 
手続き完了後、お墓の解体に入る前に閉眼法要魂抜きを行います。
閉眼法要や魂抜きといった法要を行うことでご遺骨を取り出し、お墓を解体することができるようになります。
 
そして解体されたお墓やご遺骨を改葬先へ移し、開眼法要納骨法要を行うことで改葬が完了したことになります。
 

改葬の種類

改葬にはいくつかの方法があります

・元のお墓を完全に改葬先へと移設する方法。
・元のお墓の一部を使用し、その他を新しくする方法。
・元のお墓は完全に撤去して改葬先でお墓を新しく建て直す方法。
・納骨堂から新たな墓地や霊園にお墓を建てご遺骨を移す方法。

・元のお墓は完全に撤去してお寺などの納骨堂にご遺骨を移す方法。
どのスタイルで改葬するかにより、作業内容やそれに伴う費用が変わります。
費用についても石材店や霊園・お寺など、それぞれにしっかり確認しておくようにしましょう。

改葬時は親族とよく話し合うこと

改葬で重要なのが、親族との話し合いです。
親族の中にはご遺骨を別の場所に移すことに納得できない方がいるかもしれません。
 
まずは改葬したい気持ちを親族に伝え、全員の了承を得ることが大切です。
自分だけで決めて手続きを進めてしまうと後々トラブルの原因にもなりかねません。
 
故人やご先祖様を供養するために欠かせないお墓やご遺骨を別の場所を変更するのですから、親族との話し合いも含めて入念な準備を心がけましょう。
 

まとめ

改葬は自由に行えるわけではなく、改葬先や改葬元、さらに自治体も含めて正式な手続きを行う必要があります。
必要な書類を用意し、不備がなければそこで初めて改葬が許可される仕組みです。
 
気軽に行えるものではありません。
どのような手続きが必要になるのかを中心に改葬の流れをきちんと覚えておきましょう。
 
また、トラブルを未然に防ぐためにも親族とはよく話し合い、改葬先や改葬元には相談と丁寧な説明をし、全員の了承を得たうえで改葬を行うことが重要です。

 


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この記事は「くようのコ・ト・ナ・ラcotonara」の記事を参照しています。

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